ハーフマラソンの日本新記録を更新し、オリンピックにも挑戦した太田智樹選手。
その圧倒的な走力と成長の過程に興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
彼の陸上人生は、中学・高校時代の努力、大学での箱根駅伝4年連続出場、そして実業団での飛躍など、まさに挑戦の連続でした。
今回は、そんな太田智樹選手のwiki経歴や学歴、記録更新の裏側に迫ります!
太田智樹のwiki経歴

- 名前:太田 智樹(おおた ともき)
- 生年月日:1997年10月17日(2025年時点で27歳)
- 出身地:静岡県浜松市
- 身長:175cm
- 体重:58kg
- 血液型:O型
- 所属:トヨタ自動車陸上長距離部
- 出身高校:浜松日体高等学校
- 出身大学:早稲田大学スポーツ科学部
- 専門種目:長距離走(5000m・10000m・ハーフマラソン)
- 自己ベスト:
- 5000m:13分20秒11(2023年7月8日 ホクレンディスタンスチャレンジ網走大会)
- 10000m:27分12秒53(2023年12月10日 日本陸上競技選手権大会)
- ハーフマラソン:59分27秒(2025年2月2日 香川・丸亀国際ハーフマラソン 日本新記録)
- オリンピック成績:
- 2024年パリ五輪10000m 24位(29分12秒48)
- 家族:
- 父・太田善之(元陸上選手/中央大学出身、箱根駅伝6区区間4位)
- 弟・太田直希(ヤクルト陸上競技部所属の長距離ランナー)
- 趣味:千葉ロッテの試合観戦
- ゲン担ぎ:試合前に身の回りを整理整頓
- 自分を動物に例えると:ナマケモノ
- 生まれ変わったらなりたいもの:雲
- ふるさと自慢:冬でも温暖な気候で住みやすい
- 結婚:2024年3月に入籍を報告
太田智樹(おおた ともき)選手は、静岡県浜松市出身の長距離ランナー。
彼は現在トヨタ自動車陸上長距離部に所属し、10000mやハーフマラソンを中心に活躍中。
特に2025年のハーフマラソンで日本新記録を樹立!
というとんでもない偉業を達成し、長距離界をざわつかせています。
さらに、2024年にはパリ五輪の10000mに出場し、日本代表として世界の強豪と戦いました。
「5月から思うような練習ができなかった」
と振り返るように、万全のコンディションではなかったものの、それでもオリンピックの舞台に立てること自体がすごいことですよね。
彼の経歴を見ていくと、「いや、この人、すごすぎない?」と何度も驚かされること間違いなしです!
太田智樹の学歴
それでは、太田智樹選手の気になる学歴を、エピソードを交えながら詳しく見ていきましょう。
彼がどのようにして日本トップのランナーへと成長していったのか、その軌跡をたどります。
出身中学校

太田智樹選手は浜名中学校に進学し、本格的に陸上を始めました。
もともと陸上一家の出身というわけではなく、普通の中学生として部活動に励んでいたそうです。
しかし、その才能はすぐに開花し、みるみるうちに頭角を現しました。
中学3年生のときには、全国中学校陸上選手権3000mで優勝。
さらに、ジュニアオリンピックでは大会新記録を樹立し、最優秀選手に選ばれるという快挙を達成。
この時点で、すでに「未来のエース」として期待される存在になっていました。
当時のことを振り返り、太田選手は
「全国優勝した時は正直びっくりしました。でも、すぐにもっと速くなりたいと思ったんです」
と語っています。
普通なら「やったー!全国優勝!」と浮かれるところですが、彼にとっては「通過点」だったようです。
また、全国都道府県対抗男子駅伝にも出場し、2区で区間2位という好成績を残しました。
この時点で「彼は高校でさらに飛躍する」と多くの関係者が確信していたそうです。
出身高校

高校は浜松日体高等学校に進学。
静岡県内でも有数のスポーツ強豪校で、多くのアスリートを輩出しています。
高校時代は、インターハイ5000mで6位入賞し、日本人トップという成績を残しました。
この頃から全国の強豪ランナーたちとしのぎを削る日々を送り、さらなる進化を遂げます。
しかし、彼が本当にすごいのは「都大路(全国高校駅伝)には出場していない」という点です。
駅伝で結果を出すことが難しい中、個人種目ではしっかりと爪痕を残し続けました。
具体的には、高校選抜10000mで優勝、静岡県駅伝では1区区間賞を獲得するなど、個人としての実力は全国トップレベルでした。
高校時代のトレーニングについて聞かれると、
「毎日ひたすら走ってました(笑)。でも、ただ走るんじゃなくて、どうしたら効率よく速く走れるかをずっと考えてました」
と語っています。
まさに生粋のランナーですね。
早稲田大学時代に箱根駅伝4年連続出場
大学は早稲田大学スポーツ科学部に進学し、ここから「箱根駅伝エース」としての道が始まります。
大学1年生からすでに駅伝メンバーに選ばれ、2年生からは「花の2区」を3年連続で担当。
箱根駅伝の2区といえば、各大学のエースが集結する区間で、最も過酷な勝負が繰り広げられる場所です。
そんなエース区間を3年も任されるというのは、それだけ実力と信頼があった証拠ですね。
箱根駅伝では2度、チームを総合3位に導く活躍を見せました。
しかし、彼にとっては「満足のいく結果」ではなかったようです。
「2区を走るっていうのは、 'お前がチームを勝たせるんだぞ' っていうプレッシャーがすごかった。でも、そのプレッシャーがあるからこそ頑張れたし、成長できたと思います」
と振り返っています。
また、彼は駅伝だけでなくトラック種目でも大きく成長し、5000mや10000mの自己ベストを大学時代に大幅に更新しました。
この経験が、のちの実業団での活躍や日本記録更新へとつながっていくわけです。
トヨタ自動車陸上長距離部での活躍

大学卒業後、太田智樹選手はトヨタ自動車陸上長距離部に所属し、実業団ランナーとしてのキャリアをスタートさせました。
トヨタといえば、日本の実業団駅伝界でもトップレベルの強豪チーム。
その中で太田選手がどのように活躍してきたのか、詳しく見ていきましょう。
実業団に入ってからの大きな活躍のひとつがニューイヤー駅伝です。
特に2025年のニューイヤー駅伝では3区でトップに立つ快走を見せ、チームの流れを大きく変えました。
これは駅伝ファンの間でも話題になりましたね。
太田選手は実業団入り後の変化について、こう語っています。
「大学の時よりもより細かい調整を意識するようになりました。食事管理やトレーニングの強度、休養の取り方まで、自分の体と向き合う時間が増えました。」
ただがむしゃらに走るのではなく、より効率的なトレーニングを意識するようになったことで、確実に進化を遂げているのが分かりますね。
怪我に苦しむ時期も
順調にキャリアを重ねていた太田選手ですが、2024年シーズンの前半には怪我に苦しむ時期もありました。
特に5月から6月にかけての故障が響き、思うように練習が積めず、これがパリ五輪でのコンディションに大きな影響を与えてしまいました。
本人も
「スタートラインに立つ時点で、悔しさが残る状態だった」
と振り返っています。
「怪我をしてしまって、しっかりとした練習ができませんでした。レース内容よりも、そこまでの過程で100%の状態で挑めなかったことが一番悔しかったですね。」
これ、アスリートにとってはめちゃくちゃ辛いですよね。
しかし、悔しさをにじませながらも、
「この経験を糧にして、次のオリンピックでは必ずリベンジする」
と力強く語っています。
こういう発言を聞くと、「この人、まだまだ強くなるな…」と思わざるを得ませんね。
次の五輪での活躍が楽しみです!
日本記録更新の快挙

2023年の10000mで日本新記録更新
2023年12月10日、日本陸上競技選手権大会の10000mに出場した太田選手は、27分12秒53という驚異的なタイムをマークしました。
この記録は当時の日本記録を更新するもので、長距離界に衝撃が走りました。
レース後のインタビューでは、
「今出せる力はすべて出し切った。もっと強くなりたい。」
と語っており、すでに次の目標に向かっている様子が伝わってきました。
2025年のハーフマラソン日本新記録樹立!(59分27秒)

そして2025年、ハーフマラソンで日本新記録を樹立!
記録はなんと59分27秒。ついに日本人として初めて1時間の壁を破る快挙を成し遂げました。
これは2020年に小椋裕介選手(ヤクルト)が打ち立てた1時間00分00秒の記録を更新するもので、日本の長距離界にとって歴史的な出来事でした。
ちなみに、ハーフマラソンの世界記録は57分31秒(2021年記録なので、まだ世界との差はあるものの、ついに世界と勝負できるレベルの日本人選手が誕生したということになります。
これは本当に大きな意味を持つ記録ですね。題になりました。
パリ五輪10000m日本代表に選出!
2024年、日本陸上競技選手権に出場した太田智樹選手は、27分20秒94のタイムで2大会連続の2位という結果に。
しかし、この成績がワールドランキング(Road to Paris)で出場圏内に入ることになり、ついに自身初のオリンピック日本代表に選出されました!
「日本選手権で勝てなかったのは悔しいけど、五輪に出場できるのは嬉しい。やっと '世界' に挑戦できるんだなって実感が湧きました」
と語るように、彼にとってもこの選出は大きな節目となるものでした。
オリンピックに向けての準備についても、
「選手村に入るときはドキドキしました。世界のトップ選手たちが普通に目の前にいて、 'あ、本当にオリンピックなんだ' って実感が湧きました」
と振り返っています。
やっぱりオリンピックは特別な舞台なんですね。これだけの努力を積み重ねてきた選手が、世界の舞台に立てるのは本当にすごいことです。
五輪本番での戦いと悔しさ

迎えた パリ五輪10000m決勝。
世界のトップランナーたちが集う大舞台で、太田選手は果敢に挑みました。
しかし、結果は29分12秒48で24位という悔しい結果となってしまいました。
レース後、彼はこう語っています。
「5月から思ったような練習ができなかった。怪我をしてしまって、思うように走り込みができず、悔しい思いが強いです。」
さらに、こうも続けています。
「本当はもっと良い走りをして、会場の雰囲気を含めて楽しみたかった。でも、序盤でキツくなってしまい、そこからは 'とにかく最後まで走り切ること' しか考えられなかった。」
いやもう、めちゃくちゃストイックですよね。
この経験が、次の成長にどうつながっていくのか、楽しみです!
日本長距離界を牽引する存在へ
現在、彼は日本長距離界を代表するランナーの一人 となっています。
特にハーフマラソンの記録更新は、日本の長距離界が世界に挑戦できるレベルであることを示しました。
これからのさらなる進化に期待したいですね!
まとめ
- 太田智樹は静岡県出身の長距離ランナー
- 中学、高校、大学と全国レベルで活躍
- 2023年に10000m日本新記録、2025年にハーフマラソン日本新記録を樹立
- 2024年パリ五輪に出場し、今後も挑戦を続ける
今後の活躍にも目が離せません!