東京新聞の記者として知られる望月衣塑子さん。
その活躍は、森友・加計問題の鋭い取材や映画『新聞記者』のモデルにもなったことで、多くの人に注目されています。
一方で、彼女の学歴や記者になるきっかけは意外と知られていません。
慶應義塾大学での学びや、記者としてのキャリアに至るまでのエピソードが気になりますよね。
そこで今回は、望月衣塑子さんのwiki経歴や学歴、さらに現在の活動までを詳しく調査しました！
彼女がどのようにして注目される存在になったのか、一緒に見ていきましょう。
望月衣塑子のwiki経歴
- 名前：望月 衣塑子（もちづき いそこ）
- 生年：1975年
- 出身地：東京都
- 職業：東京新聞記者、ジャーナリスト
- 学歴：
- 東京学芸大学附属大泉小学校
- 東京学芸大学附属大泉中学校
- 東京学芸大学附属高等学校
- 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
- 家族：
- 父：業界紙の記者
- 母：演劇関係者
- 夫：全国紙記者
- 子供：2人
- 弟：望月龍平（演出家・脚本家・俳優）
- 趣味・特技：
- 児童劇団に所属し、小学生時代にミュージカル『アニー』の主役を務めた
- 中学生で吉田ルイ子の『南ア・アパルトヘイト共和国』に衝撃を受け、新聞記者を志す
- 主な活動・経歴：
- 1998年：中日新聞社（東京新聞）に入社
- 千葉支局、横浜支局を経て東京本社社会部に配属
- 2004年：日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑をスクープ
- 2017年：「森友学園」「加計学園」問題の取材チームに参加
- 2022年：オンラインメディア「Arc Times」でキャスター活動を開始
- 影響を受けた人物：吉田ルイ子、清水潔
- 受賞歴：
- 2017年：「平和・協同ジャーナリスト基金賞 奨励賞」
- 2019年：「JCJ大賞」取材チームの一員として受賞
望月衣塑子さんは東京都出身の記者で、中学生時代に読んだ本をきっかけに新聞記者を志しました。
幼少期は児童劇団に所属し、舞台女優を目指していた時期もありますが、母親の勧めで読んだ本が人生を大きく変えました。
1998年に中日新聞社へ入社し、地方支局を経て東京本社の社会部に配属。
記者として様々な事件を取材し、特に2004年に報じたヤミ献金疑惑で注目を浴びました。
2017年からの森友・加計問題の取材や菅官房長官との会見で一躍有名になり、現在はメディアでも活躍しています。
望月衣塑子の学歴
それでは望月衣塑子さんの気になる学歴について、詳しく見ていきましょう！
学歴とともにその時々のエピソードもご紹介します。
出身中学校
望月衣塑子さんは東京学芸大学附属大泉中学校を卒業しています。
この学校は自由な校風で知られており、多様な価値観を学ぶことができる環境です。
中学生時代、彼女は母親に薦められて読んだ吉田ルイ子の著書『南ア・アパルトヘイト共和国』に大きな影響を受けました。
望月さんはこの本を読んで、新聞記者を志すようになったそうです。
「中学生の自分には、こんな世界があるなんて想像もできませんでした。これを伝えられる人になりたいと思ったんです」
とインタビューで語っています。
真面目で探究心が旺盛な中学生だったようで、今の記者としての原点はこの頃に培われたのかもしれませんね。
出身高校
高校は東京学芸大学附属高等学校を卒業しています。
この学校は偏差値が高く、自由でクリエイティブな校風が特徴です。
望月さんもこの環境の中で、さらに視野を広げていったそうです。
高校時代は「表現力を高めたい」との思いから、演劇部に所属していたとも言われています。
これがのちに記者会見での堂々とした質問スタイルに繋がっているのでは？と感じますよね。
彼女はこの時期について、
「自分の意見を表現する力を身につけたかった。それが今の私の基盤になっていると思います」
と語っています。
慶應義塾大学出身
大学は慶應義塾大学法学部政治学科を卒業しました。
この選択は、法律や政治の知識を深め、新聞記者として必要な視野を養うためだったようです。
在学中にはオーストラリアへ留学し、国際的な視点を身につけました。
「留学中、異文化を体験する中で、自分が日本で何を伝えるべきかを考えました。これが後の記者活動に活きています」
と話しており、当時から目的意識の高い学生だったことが伺えます。
また、慶應義塾大学ではディスカッション形式の授業が多く、
「自分の意見を発信し、それを磨く」
経験を多く積んだそうです。
これが現在の鋭い質問力に繋がっているのかもしれませんね。
新聞記者へのきっかけと活躍
前述の通り、望月衣塑子さんが新聞記者を志したのは、中学生の頃に読んだ吉田ルイ子さんの著書『南ア・アパルトヘイト共和国』がきっかけでした。
人種隔離政策による苦しみを伝える内容に強い衝撃を受け、
「こうした現実を記録し、多くの人に伝える仕事がしたい」
と考えたそうです。
この経験が彼女の原点となり、後の記者活動にも大きな影響を与えました。
そんな望月さんは1998年に中日新聞社（東京新聞）へ入社します。
のキャリアの始まりは、記者として多岐にわたるテーマに挑戦する基盤となりました。
それでは、入社後の彼女の活躍についてさらに見ていきましょう。
2000年：中日新聞社（東京新聞）に入社
大学卒業後、望月さんは中日新聞社に入社しました。最初は千葉や横浜の地方支局で勤務し、地元の事件や出来事を取材していました。
この時期の望月さんは
「事件の背景を掘り下げることで、ただのニュースではなく、人々に届く物語を作りたかった」
と語っています。
その後、東京本社の社会部に配属されると、東京地検特捜部を担当。
大きな事件に関わる機会が増え、記者としてのキャリアを一気に進めました。
地道な調査と取材力で信頼を得ることで、より重責あるテーマを任されるようになったのです。
日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑をスクープ
望月さんが特に注目されたのは、2004年に報じた「日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑」です。
このスクープは、医療業界と政界の密接な関係に切り込んだもので、当時の政治界に大きな波紋を呼びました。
「この事件を調査している間、裏にどれほどの力関係があるのかを実感しました。それでも、真実を報じる責任があると感じました」
と、彼女は後のインタビューで語っています。
こうした調査報道の姿勢が、彼女の記者としての信念を示していると言えますね。
森友・加計問題で一躍注目の的に
菅義偉官房長官（当時）の定例記者会見で、望月衣塑子さんが繰り返し鋭い質問を投げかけた場面が大きな話題となりました。
特に注目されたのは、森友学園や加計学園に関する問題、そして「桜を見る会」などの政府の説明責任が問われた案件に関連する質問です。
記者会見では、
「政府の透明性を確保するため、国民の疑問を代弁する形で質問を繰り返している」
と彼女は語っており、国民の知る権利を守るという使命感が強く伝わってきます。
しかし一方で、一部からは
「質問の連続が会見の進行を妨げている」
という批判も寄せられました。
望月さん自身は、
「一度の質問で答えが得られない場合が多い。だからこそ、繰り返し問い続けることが重要だと考えています」
とインタビューで語っています。
この発言からも、彼女の一貫した姿勢と信念を感じることができますよね。
ジャニーズ問題記者会見での発言
ジャニーズ事務所の性加害問題に関する記者会見でも注目を浴びました。
特に、一社一問というルールがある中で、マイクを使わずに連続して質問を投げかけたことで話題となりました。
望月さんの発言内容は厳しく、時に感情を交えた鋭い指摘が目立ちました。
会見での行動について、彼女は後に
「記者会見は単なるセレモニーではなく、当事者の声を直接問う場。だからこそ、聞くべきことを聞く必要がある」
と話しています。
これに対して賛否両論の声が上がりましたが、彼女の姿勢が注目を集めるきっかけになったことは間違いありません。
入管法改正を巡る法務大臣会見
2023年には入管法改正問題について、法務大臣の定例記者会見で鋭い質問を投げかけました。
彼女は、全国各地で行われた反対デモを取り上げ、
「この法案が国際的に批判を受けている部分をどのように反映するのか」
と問い続けました。
この会見について彼女は、
「入管施設の非人道的な状況や、法案の持つ問題点を具体的に聞く必要があった」
と述べています。
この姿勢は、多くの議論を呼びましたが、同時に彼女の鋭い追及力を再確認させるものでもありました。
望月衣塑子さんは、さまざまな記者会見で注目を浴びており、その姿勢には賛否があるものの、確実にジャーナリズムの可能性を広げている存在と言えますね！
映画『新聞記者』のモデルとしても注目
望月衣塑子さんの取材活動は、2019年公開の映画『新聞記者』のモデルにもなりました。
この映画は、政権への鋭い追及を続ける女性記者を描いたもので、彼女の信念や情熱がリアルに伝わる内容として多くの観客に支持されました。
映画公開後、望月さんは
「自分の活動が映画を通して多くの人に伝わることは嬉しい半面、まだまだ報道が届いていない人々にどう伝えるかが課題」
と語っています。
このように、彼女の情熱は現在も衰えることを知りません。
オンラインメディア「Arc Times」でのキャスター活動も
2022年からはオンラインメディア「Arc Times」でキャスターとしても活動をスタート。
記者としての活動とはまた異なる視点から、時事問題や社会問題を解説し、多くの視聴者に情報を届けています。
この活動について、望月さんは
「活字だけでは伝わらない感情や臨場感を視聴者に届けられるのが魅力」
と述べています。
彼女の鋭い視点と論理的な解説は、視聴者の間でも好評を得ています。
さらに「Arc Times」での活動を通じて、より広い層に情報を届けられることに意義を感じているとも語っています。
記者としての経験を活かしたキャスターとしての役割を担うことで、彼女のメッセージがより多くの人に伝わる形になっているのは素晴らしいですよね。
まとめ
望月衣塑子さんは、政府や社会の矛盾に切り込む姿勢で注目される一方、その取材スタイルは賛否両論を呼んでいます。
今後も彼女の活動から目が離せません。